現代にストレスはつきものですよね。
どんなに楽しそうに輝いている人でもストレスがない人なんていません。
だから、大丈夫です、あなただけじゃないですよ。
ストレスとうまく付き合っている人は何がストレスの原因になっているかを把握してうまく対処しているだけです。
あなたも自分がどんなタイプのストレスを感じやすいのかを知ってどんな人を真似すればストレスを感じにくくなるかを知れば変わることが出来ます。
この記事を読んで、ストレスとうまく付き合い、理想の自分を目指してみるのはいかがでしょうか。
ストレスを感じやすい人の特徴
人の性格には大きく分けると3種類存在しています。
・感情を表に出すせっかちタイプ(真面目で頑張り屋な人)
・感情を殺し続ける我慢タイプ(いい人)
・自分が大切なのんびりタイプ(マイペースな人)
先に答えを言います。
ストレスが溜まりやすいのは、せっかちタイプと我慢タイプです。
のんびりタイプはストレスを逃がすのが上手です。
あなたは自分がどのタイプだと思いますか?
せっかちタイプ(真面目で頑張り屋)
まずは真面目で頑張り屋さんだけど、せっかちタイプの人を紹介します。
この人は感情を表に出して正面から物事を対処しようとする傾向があります。
<特徴>
- 競争心が強く、負けず嫌い
- せっかちで余裕がない
- 思い通りにならないとイライラする
- わがまま
- 他人をコントロールしようとする
- 時間に対して切迫感がある
- 同時に2つ以上のことを考えたり、実際に行動をしたりする
- 休暇に何もしないと罪悪感を感じる
- 数字に変換した評価をしてしまう
- 様々な出来事の進行具合にイライラしてしまう
<メリット>
- 何でも素早くできる
- 仕事スピードが速い
- 真面目
<デメリット>
- 他人に厳しくなりがち
- リラックスした人付き合いが苦手
- 不安や焦燥感がある
我慢強いタイプ(いい人)
次はよく言われる”いい人”ですね。
いい人は「自分が我慢さえすれば」と他人のために何でも我慢をよくしてしまう傾向があります。
<特徴>
- いつも受け身で従順
- 他人への気配りがすごい
- 几帳面
- 怒りや不安を抑圧する
- 他人にコントロールされやすい
- 相手の欲求を優先する
- 頼まれたら断らない
- 様々な競争に対して乗り気じゃない
<メリット>
- 感情を抑えて愛想よく振る舞える
- 人付き合いが上手
- 不平を言わない
- 基本的に”いい人”だと思われる
<デメリット>
- 本音を外に出さないので、自分で気づかない間にストレスが溜まっている
- 心のバランスが急に崩れる危険性を持っている
- 自分のやるべきことが後回しになる
- 相手を助けて自分が大変な思いをすることがある
のんびりタイプ(マイペースな人)
最後に紹介するのはのんびりタイプです。
他人に左右されないマイペースタイプは最もストレスを感じにくい考え方を持っています。
<特徴>
- 柔軟な見方ができる
- 時間に追われない
- 些細なことで怒らない
- 功績や実績を自慢しない
- 会話において無駄な反論はしない
- 基本的にリラックスできている
<メリット>
- 自分も周りの人と楽しく付き合える
- 自分の感情を適切に表現できる
- オン/オフの切り替えがうまい
- 自分を笑える余裕がある
- ストレスをあまり感じない
<デメリット>
- 協調性がないと思われやすい
- 他人のペースに合わせるのが苦手
- 熱くなっている相手のことを理解はしてもあまり共感できない
ストレスを感じやすい性格を変える方法
育ってきた環境などで性格は形成されていますが、大人になると考え方や習慣を変えることで性格は変えられます。
具体的な行動としては以下のことをすることを意識してください。
- 細かいことを気にしない
- 困ったら協力者など助けを呼ぶ
- 人の長所を探す
- 物事を楽観的にとらえる
- 長い目で物事を考える
- 余暇を楽しむ
- 新しいチャレンジや変化を一度止める
とは言え、なかなかすぐにこのように行動するのは難しいことですよね。
注意すべきはストレスを変えるための行動をしようとしてそれがストレスになること。
だからまずはは、自分の思考の癖や感情を観察することに注力してください。
例えば
・他人の目を気にし過ぎる
→マイナス思考に陥ってたら「こんなの気にすることないよ」って自分に言ってあげる
・すごく腹の立つことが起きた
→相手に直接言うのではなく(行動はコントロール)、誰かに愚痴を聞いてもらったり、おいしいものを食べて気分を立て直す。(”怒り”という感情は受け止める)
・決めたことが達成できなかった
→自分はやっぱり駄目だ(自分を傷つける)と思うのではなく、新しいことに挑戦した自分を褒めてあげる。(他の捉え方をする)
などですね。
ストレスをため込まなくなったあなたを想像する
長年付き合ってきた自分の性格を一気に変えることは出来ませんし、それをしようとすると自分を否定するような気がしませんか?
だから全部を変えようと思わなくていいのです。
最初に紹介した3つのタイプの性格。
どれもメリットやデメリットがありますし、それがあなたの”個性”でもあります。
自分を大切にすることが一番大事。
そういう意味では確かにのんびりタイプは自分を大切にするのが上手ですよね。
せっかちタイプは頑張り屋さんだからリーダーシップを発揮しやすいタイプだと言えます。
そんな人がいるから新しい事業が立ち上がったり、「あの人ならすぐに仕事をしてくれる」と期待をしてもらい自己肯定感につながることもあります。
つまり、会社の中で必要な人間だと思ってもらえるということですね。
では、我慢タイプはどうでしょうか。
何より、人付き合いが上手ですよね?
だからせっかちタイプの人には相談できないけど我慢タイプのあなたになら話すことが出来るという人がいます。
それはそんなあなたに癒しを感じたり、エネルギーをもらえるからでしょう。
つまり、せっかちタイプとは違う必要のされ方です。
のんびりタイプは言い換えるならコツコツタイプとも言えるかもしれません。
スピードを求められる仕事やコミュニケーションを多く必要とされる場所では、本人も自分のやり方ができずストレスになることも多いかもしれません。
でも、自分のペースで何かを作り上げる、研究して成果を出すというところに関しては、のんびりタイプが一番向いていると思いませんか?
結論を言うと、元々のあなたの性質をベースにしながら、ストレスを感じやすい部分は他の人の良いところを真似すればいいだけなのです。
いつも頑張っている人は、ちょっと息を抜いて他人に任せてみる。
いつもなんでも言うことを「いいよ」と聞いてあげている人は、自分からも何かお願いしたり、聞いてもらったり、もしくは「今日は疲れているから」と断ってみても良いでしょう。
あなたがどんな人に憧れを持つのか、どんな人になりたいのかをイメージしてみて下さい。
そのために、ストレスを軽減する方法と自分を変える方法を組み合わせるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ストレスを感じやすい人には特徴があります。
しかし、それは悪いことでは決してないのです。
それがあなたの”個性”だから。
だからストレスになりやすいことだけ気をつけて、ストレスが溜まらない人の良いところだけをちょっともらったらいいのです。
ストレスを感じにくい体に変わってもあなたの根本的な性格は変わりませんし変える必要がありません。
ストレスに対して論理的、合理的に考えられるようになることが大切なのです。
その結果、失敗して落ち込むことがあっても早めに修正できるようになります。
この記事があなたがストレスを感じにくい自分を見つけるきっかけになりますように。