世の中にはたくさんのストレスがあります。
自分を成長させる良いストレスもあれば自分の心や体を破壊する悪いストレスもあります。
あなたが苦しんでいるのはきっと悪いストレスですよね。
この記事では、ストレスの原因になっているものとその対処法に関して解説しています。
自分が知らない間にストレスになっていることもあるのでぜひ自分の状況と照らし合わせて自己チェックしてみて下さいね。
ストレスの原因
ストレスが起きる場所は仕事場でのストレスとプライベートでのストレスの2種類があります。
どちらかが良くてもどちらかが悪ければその影響がそうでない方に悪影響を及ぼす可能性があります。
そしてストレスの悪循環が始まってしまうのです。
人間関係
一番多いのは人間関係のストレスでまた解決しづらいかもしれません。
例をあげましょう。
・コミュニケーションがうまく取れない
・不快な言動をされる
・えこひいき
人間関係は相手がいるからこそ起こるストレスです。
生まれ育った環境によっても自分の考え方との違いは大きく出てきますよね。
外国に行けば日本の常識は通用しないと思うことも多く、カルチャーショックという言葉である程度理解することが出来ます。
しかし、それが日本内という狭い範囲になった途端に自分の常識を押し付けて相手の常識を受け入れられなくなることは日常茶飯事です。
人間関係でのストレスは誰かと向き合う以上切ることの出来ないストレスなのでうまく付き合っていきたいですね。
職場・学校
次は生活のために、やりたいことのために行っている仕事場や学校ですね。
ここではこんな例がありますね。
・上司からの無茶ぶり・仕事の負荷
・仕事の成果に対する不当な評価
・いじめ
・ハラスメント
本当の”仕事”という意味でのストレスと、人間関係が複雑に絡み合い、そこから逃れられないような苦しさを感じるストレスもあります。
親友や家族などどんなことが仕事であってもそのストレスを打ち消すほどのプライベートが充実性があればカバーできるかもしれませんがそうもいかないことも多いですよね。
特に後半の方の例は、自分の心が元気でない場合、自分にはどうすることも出来ないように感じてしまうものです。
あとで具体的な方法を述べますが、誰かに助けを求める、仕事場や学校を変えるなど環境を変えてそのストレスから距離を置くことなど解決方法は必ずあります。
大丈夫ですよ。
自分に対して
子どもの時には深く考えなくても年齢を重ねるにつれて自分の生き様や描いていた理想とのズレによってストレスになることもありますね。
・金銭的余裕のなさ
・身分の不安定さ
・自信が持てない
・思うように生きられない
・将来に対する不安
これらの問題は自分に重くのしかかりやすいストレスですよね。
自分を誇れる過去や”今”に対する不安や過去にしてきた行動などの後悔など複雑な思いが見え隠れするストレスです。
まずはそんな自分を受け入れてあげることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
過去は変えられなくても未来は変えられます。
ストレスはすぐになくすことは出来ませんが、軽減し悪いストレスから良いストレスに変化させることは可能です。
ストレスによる心と体と行動の変化
ザックリとストレスと言っても多岐にわたるように、そのストレスによって自分に起きている変化も様々なのです。
そして、その変化からまずはストレスのサインを自分で気づくことが最重要。
「自分がストレスを受けている」ということを自覚することから始めて「対処する」という行動に移すことができます。
ストレスによる心と体と行動の変化を見ていきましょう。
これらの頻度や項目が多く当てはまるならあなたは過度なストレスを受けている可能性がありますよ。
ストレスによる反応~心~
・イライラする
・緊張する
・集中できない
・落ち着かない
・不安がある
・意欲が低下してやる気が出ない
・憂うつになる
・将来に希望がもてない
・自信をなくなる
ストレスによる反応~体~
・慢性的な疲労
・頭痛
・胃が痛い・胃が不調
・胸焼けする・食欲不振
・息がしづらい・呼吸が浅い
・眠れない・眠くなる
・肩こり・腰痛
・めまい
・便秘・下痢
・動悸
・血圧の低下
ストレスによる反応~行動~
・人づきあいを避けたくなる
・他人に対して攻撃的
・ひきこもりがち
・酒やたばこが増える
・拒食・過食
・怒りが爆発する
ストレスの対処法
では実際にストレスを解決していく方法を紹介していきましょう。
全部で5つです。
①ストレスになっている問題を解決する
比較的心や身体が元気だったり、そのストレスに対して立ち向かう積極性があるなら、その問題を解決することが一番です。
人間関係ならば直接その相手と話をしたり、解決するために法的手段や必要な手段を取るなどですね。
何が原因でどうすれば解決できるのかを考え、行動を起こし対処することで、自分の力も成長し同じことが起きた時のストレス耐性も強くなりますよ。
②ストレスに対して放棄する・諦める
自分ではどうしようもない。
もしくは色々と動いてみたけどなす術が残されていない。
そんな時は放棄したり、諦めて受け入れることで楽になることもあります。
1つ目のストレス対処法で気をつけてほしいのが、積極的に解決することは良いことですがその行動もストレスになっています。
そして成し遂げられなかった時、その疲労と共に大きなストレスがかかるリスクもあるのです。
そんなリスクを考えてこの2つ目の対処を無意識に取る人が多いのも事実ですね。
③ストレスを避ける・距離を置く
3つ目に紹介する方法は対人間関係において一番有効かもしれませんね。
どうしても受け入れられない、でも環境を変えることも出来ないなどの時には一度休養をしたり、その人や物事から一時的に避けたり距離を置きましょう。
根本的には何も変わってないのではないか?と思うかもしれませんが人は元気な時と疲れている時とで物事の捉え方が変わってきます。
要はポジティブに捉えられるかネガティブになっているかですね。
一時的にでもそのストレスを軽減することで受け入れられなかったことが受け入れられることもありますよ。
④ストレスに関して相談する
4つ目はストレスに関して誰かに相談したり、助けを求めることです。
自分1人ではどうすることも出来なくても、2人なら、もしくは強力な助っ人を投入することで変わることがよくあります。
特に自分の中では”これしか方法がない”と思っている時ほど他人の意見を聞くべきです。
その物事に対してきっと一番頭を悩ましているのはあなた自身ですがその分視野も狭くなり柔軟な選択肢が見えないこともあるんですよね。
だからこそ他人の意見を聞いて、アドバイスをもらうことで見えなかった新しい方法などに救われることも起こるのです。
⑤ストレスを和らげる
色々なストレスがある中で自分の思い通り全てを変えようとしてもそれはうまくいきません。
それは全ての世界の基準を日本にしようとしているようなものです。
それよりも行動や考え方で心と体と行動に起きている変化を軽減する方法を探りましょう。
主に5つ方法をあげますね。
・体を動かす
スポーツや散歩、ジョギングやヨガなどでリフレッシュさせましょう。
・気分転換をする
親しい友人と話をしたり、美味しいものを食べて気分転換をすることでモチベーションも変わりますよ。
・自分がリラックス出来る方法を探す
好きな音楽を聞く、アロマをたく、ティータイムを設けるなど何でも構いません。
自分が楽しいと思うことをしてみてはどうでしょうか。
・今ある状況に集中する
最近流行の瞑想や自然を眺める、自然の音に耳を傾けるなど、ありのままの状況に癒されることもおすすめですよ。
・視野を広げる
自分がどんなことをして苦労を乗り切ったのかや、相手はどんなことを考えているかなど視点を変えることで見え方や考え方に柔軟性が広がりますよ。
まとめ~元気な時に予防策を作る
ストレスとうまく向き合っていくことが自分とも他人とも仲良く楽しく生きていける方法だと言えるのではないでしょうか。
もしこれを読んでいるあなたが今元気ならばストレスを感じた時のために次の準備をしてみて下さい。
・自分の得意な対処法を知ること
・助け合える関係を作ること
・過度ではなく自分に自信を持つこと
・仕事以外の人間関係を大切にすること
どれもあなたを助けるために必要なことですよ。
予防策が自分にあるというだけで人は強くなれます。
今はしんどいかもしれませんがきっとそのストレスを抜けて、あなたは強くなれることでしょう。
少しでもあなたの悩みを助ける手助けが出来れば幸いです。