切っても切れないのがストレスですよね。
些細なことでも蓄積すると大きなストレスとなってしまうこともあります。
ストレスにはたくさんの要因が複雑に絡み合っています。
この記事では、その複雑なストレスを簡単に分析して、ストレスに対する対処法も紹介していきます。
自分の気分に合わせてストレスを解消してみてはいかがでしょうか。
ストレスの要因
「ストレス」と一言で言っても自分で気づいている「ストレス」と知らないうちに蓄積されている「ストレス」があります。
特に気づかずに”当たり前”に続けてきたことが大きなストレスの要因となっていることもあるので要注意です。
大きく「仕事編」と「プライベート編」に分けました。
学生は職場などを部活や身近なものに変えて読んでみて下さい。
ストレス要因 ~仕事編~
仕事編だけでも10を超えるストレスがあります。
ザーッとご覧ください。
・職場環境(学校や部活の環境)
・通勤(満員電車など)
・人間関係(上司・部下・友人など)
・長時間の労働
・長時間のPC作業
・仕事内容と自分の性格との不一致
・暇すぎる仕事
・ハラスメント(パワハラ・セクハラなど)
・昇進や降格
・異動
・転職
ストレス要因 ~プライベート編~
仕事以外は要するにプライベートで起こりやすいストレスですね。
こちらも膨大な量があります。
あくまでタイトルだけでこの中でも人によって原因が細かく枝分かれしていくことでしょう。
・食生活の不摂生
・不規則な生活
・天候や気候の変化
・不快な匂い
・けがや病気の治療
・人間関係(友人・家族・親戚など)
・家庭内トラブル
・金銭不足
・将来に対する不安
・結婚・離婚
・恋人関係
・育児
・死別
ストレスと体の関係
では、ストレスと体はどう関係しているのでしょうか?
ストレスと受け続けるとなぜ良くない?
ストレスがかかり過ぎると良くないのはあなたもご存知でしょう。
ではそれがなぜ良くないのか。
簡単に言うとストレスがかかり過ぎると体の精神バランスなどが崩れて体を壊してしまうからストレスのかかり過ぎは良くないのです。
少し細かい話をすると、ストレスがかかると興奮状態(交感神経が優位)になります。
そして、本来リラックスモード(副交感神経)の方が強くならなければいけないところでもリラックスモードが強くならない、という状況が起きてしまいます。
そうなると、オンとオフを切り替えるように、休まなければいけない体が休めないので、結果としてバランスが崩れて体に不調が出てくる、という仕組みになっています。
ストレスのメリット
あくまで”かかり過ぎる”と良くないだけで、ストレスがないのも問題です。
ストレスが全くないと向上心が出てこなかったり、働く気が全くなくなってしまったりと、リラックスモードだけになってしまい、それも体に悪影響があります。
実際に、誰かと競い合ったり、難しい目標を達成するために頑張ることで成長してきた経験が誰にでもあるでしょう。
これは良いストレスがかかったおかげであなたが成長できたのです。
ストレス耐性があるかないかの判断は?
ストレスはどんな人でもあります。
しかし、中には「ストレスがない」という人もいます。
これはストレスが本当にないのではなく、降りかかるストレスを上手く回避しているので、結果としてストレスを感じにくい状況になっているのです。
自分がストレスを感じやすいかどうかは次の記事をご覧になってみてください。
参考
ストレス解消法
では、具体的なストレス解消法を紹介してきましょう。
症状と合わせて解消方法を紹介していくのでご自身の状況と合わせて読んでくださいね!
有酸素運動をする
症状
「力は残ってるけどそのエネルギーの行き場所がない時」
- ランニング
- カラオケ
- 筋トレ
- ダンス
- その他スポーツ
体を動かすと良いというのは一番ベーシックなストレス解消法かもしれませんね。
興奮状態(交感神経が優位)からリラックスモード(副交感神経が優位)な状態にすることが大切です。
そういう意味で、力が有り余っているならそれを使いきって肉体的に疲れることで、バランスが保たれ、感覚としてストレスが減ったように感じることになります。
感情を放出する
症状
「楽になりたいけどなんか力が抜けない時」
「やる気が空回りしている感じがある時」
- 泣ける映画やドラマ、アニメを見る
泣くことで興奮モードで気を張っている状態から通常状態、つまりはリラックスモードに変えることが出来ます。
- 大声を出す
若干有酸素運動系と被るように感じるかもしれませんね。
大声を出すことは普段ないでしょう。
我慢するわけではなく、なんとなく心のリミッターをつけていると声を出そうとしても出ないものです。
それを大声を出して心を解放してあげることで、肩の力を抜くことが出来ますよ。
- 脳内整理
症状
「色んな事を考えすぎて疲れる時」
「誰かに愚痴を聞いてもらいたい時」
- 紙をペンを用意して全部書きなぐる。
順番やきれいに書く必要はありません。
脳内にあるデータを全て紙に移行させるように勢いで全部書いてしまいましょう。
そんなことしても…と思うかもしれませんが、これが結構効果バツグンなのです!!
一度騙されたと思ってやってみてください。
この行動の良いところは紙に全て書き出すことで、あとで見ると自然とそれを整理することが出来ることです。
整理されると頭の中ではいっぱいだったことが案外簡単に解決できることがわかってスッキリすることもありますよ。
破壊行動を起こす
症状
「ムシャクシャする」
「何か壊してしまいたい時」
- 紙などを破り捨てて良いものを破り捨てる
- 発泡スチロールの塊を壊す。
- 割ってもいいものを100均などで用意して思いっきり割る、壊す。
ちょっと意外な方法かもしれませんが、我慢をたくさんしていたり、やりたくもないものをずっと続けているとこのような衝動にかられます。
無理に服従している感じと言うべきでしょうか。
あくまでこの方法は一時的な解消法です。
根本的なことを考えると、ストレスの原因である環境を変えることが長い目で見たストレス解消法になります。
癒しを求める
症状
「誰かの温もりが欲しい時」
「安心感が欲しい時」
- 恋人や気の許せる仲の良い友人と時間を過ごす。
内容はなんでも構いません。
一緒にお茶をするもよし、映画を見るもよし、ショッピングをするもよし、バッティングセンターに行くでもよし。
とにかく人と一緒に過ごすことが重要です。
やはり人は一人では生きていけません。
どんな人でも実際に人と話したり、ネットを通じてコミュニケーションをとっています。
それで自分の存在を確かめることにもなるのです。
少しテーマが大きいように感じるかもしれませんが、意外とシンプルで大切なことでしょう。
無心になる
症状
「スッキリとした気持ちになりたい時」
- 部屋の掃除
ある部分を徹底的に掃除するのでも、散らかった部屋をきれいにすることでも良いです。
とにかく今ある状況を整理整頓することが目的です。
先ほどの紙に殴り書きした時は脳内でしたが、こちらは行動を起こすことで感覚的にスッキリとした気持ちになります。
新しいキャンバスのページをめくった時のような気持になれば前向きに物事も進めやすくなりますよ。
- ぼーっとする
行動を起こしてスッキリとしたい時は掃除がおすすめですが、動かずに自然とスッキリなるようにしたいならあえて何もしないで、ぼーっとしましょう。
実は、ぼーっとしていても脳内は働いています。
15分だけでもぼーっとすることで脳内にある情報を処理出来てスッキリとした気分になります。
一日バタバタして情報が多いなぁと感じる日には特におすすめです。
まとめ
ストレスは感じたくないと思いますが、ある種ストレスを感じられるのは人間の正常な反応だと言えます。
ストレスとうまく向き合えるようになれば悪いと感じているストレスを良いストレスに変換でき、自分の成長へと結びつけることもできるようになります。
口で言うほど、自分を大切にすることは簡単ではありません。
でもストレスとうまく向き合えば、自分を変えることだってできるのです。